「ゼロ秒思考」を読んで

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みなさん、こんにちは。ふみかんです。

読書感想文シリーズ第七弾。

今回は「ゼロ秒思考 頭が良くなる世界一シンプルなトレーニング(著書:赤羽雄二)」についてです。

5年前くらいですかね?中田敦彦のYouTube大学やマコなり社長の動画でこの本の存在を知ったのですが、今更になってようやく読むことができました。

本のあらすじ

人は「深く考える」ということをわかっていません。

時間をかければ深く考えられると思われがちですが、実際には時間をかけた分だけ良い考えが浮かぶわけではないし、同じことをぐるぐると考えたり空回りしていることも多いものです。

一方、多くのすぐれた経営者は即断即決をします。課題の本質が見え、解決策がすぐに浮かび、そのメリットとデメリットが即座にわかるのです。

こうした思考の「質」「スピード」、双方を究極に突き詰めたのが「ゼロ秒思考」です。

トレーニングを重ねれば、誰でもゼロ秒思考に近づくことができます。

この本では性別も年齢も関係なく実践できる、ゼロ秒思考に近づくためのシンプルな方法が紹介されています。

 

思考力を高めるということ

「人間は本来みな頭がいい」と赤羽さんは書いています。

しかし考えを深める方法も考えをまとめる方法も教わってきていないため、不必要に情報収集に時間をかけすぎたり会議で話がまとまらなかったり発言ができなくなっているのです。

ならばその方法を学びトレーニングしていくことで、誰でも成長することができます。

 

この本ではリーダーシップについて下記のように書かれています。

いつも概念がシャープで、しかも苦労せずに言いたいことが言えるため、ストレスもあまりない。自分の意思を伝えたり感情を伝えることが容易にできる。ストレスが無いと自然体でコミュニケーションができ、そうなると聞く側もリラックスできるので、頭に入りやすい。それがリーダーシップの源泉になる。

面白いと思いました。

リーダーシップとは周りをまとめたり引っ張っていくようなパワーをイメージしがちですが、自然体でコミュニケーションをとることで周りの人間もリラックスさせることがリーダーシップの源泉だと。

確かに変なストレスを抱えず相手との意思疎通が円滑にできているときは生産性が高くなります。思考力を高めることで仕事の成果も上がり人間関係のストレスも減らすことができるのです。

 

また、多くの人は、大事な物事ほど時間をかけて調べたり議論したりします。

しかし時間をかけたからといってより深い思考ができているか、より多くのアイデアが出ているかというと、そうでないことも多いですよね。

また時間をかけて会議を行うことは多大なコストがかかり、それに見合う成果が伴わなければ生産性が高いとは言えません。

目指すべきはたくさんの時間をかけて良いアイデアを出そうとすることではなく、物事の全体像を素早く掴み課題の解決策をすぐに考えアクションにつなげる思考力なのです。

 

メモ書き

ゼロ秒思考に近づくための具体的なトレーニングは、「メモ書き」を行うことです。

メモ書きは、A4用紙ペンがあれば誰でも実践することができます。

A4用紙を横向きに置き、内容は1枚につき1件、タイトルと日付のほか本文は4~6行、各行は20~30文字。これを1ページ1分以内に書く。そしてそれを1日10ページ書く。

以上。非常にシンプルなトレーニングです。1日10分程度で行えるので時間もかかりません。

これを3週間から1ヶ月続けると、頭にどんどん言葉が浮かんでくるようになります。さらに数ヶ月続けると、瞬間的に全体像が見えるようになり、「ゼロ秒思考」に近づいていくとのことです。

 

私も紙の日記をつけているので、紙に書いて吐き出すと頭が整理されたり気持ちが落ち着くという効果は実感しています。

ただ、赤羽さんは日記ではなくメモ書きを推奨しています。

まず、日記帳は形式が決まっていてきっちり書かなければという気になってしまう。A4用紙なら罫線に沿って綺麗に書く必要もないし、余白が生まれるから文言を追加したり絵や図を後から入れることもできます。

それからメモ書きは1日10ページ書くため、日記帳だとすぐに使い切ってしまいます。思考力を深めるには、綺麗に書き記すことではなく頭の中をどんどん言葉にしていくことが大切なため、短い時間でたくさんの言葉を書くことが重要なのです。

さらに、嫌なことを日記に綴ると、それが日付とセットで固定されてしまうといいます。そのように考えたことはなかったのですが、確かにそうだと新たな発見を得ました。

重要なのは悪いことがあったと記録をつけることではなく、思ったことを吐き出して気持ちを落ち着かせること。だとすれば時系列で出来事を書くのではなくゴミを吐き出すように今の気持ちを書いて最後に少し前向きになれるメモ書きの方が理に適っているといえるでしょう。

 

内容

メモには、頭に浮かんだことをなんでもそのまま書き出します。

人に見せるものではないので自分が読めれば大丈夫。表現や書く順番も綺麗にまとめる必要はありません。人の名前などもぼやかさずにそのまま書いてしまいましょう。

文章を書くのに苦手意識がある人も、誰に遠慮することもなく自由に書くとなれば意外と書けるものです。特に女性は、書き出したら止まらない人が多いとのこと。

同じようなタイトルで何回も書くこともあるでしょう。以前書いたから…とそれを対象から外す必要はありません。頭に思い浮かんだのに書き出さないことは結局頭のリソースをそれに費やしていることになります。頭の中にあるモヤモヤはすぐに吐き出すようにしましょう。

以前書いた内容を読み返しに行く必要もありません。毎日10枚ずつ増えるメモ書きから対象のメモを探し出すには時間がかかってしまいます。それならば1分で新しくメモを書いた方がよっぽど早いです。しかも以前書いたものよりもいい内容が書けることもあるでしょう。

このように何回か書いているうちに自分の中に腹落ちしていき、そうすればもうモヤモヤと浮かんでくることもなければメモに書く必要もなくなっているのです。

スピード

1分以内に4~6行を書き上げるためには、ゆっくりしている暇はありません。脳も手も必死に動かします。

1ページに書いた内容をタイトルとしてさらにもう1ページメモ書きを増やしていけば、短時間でどんどん思考を深めていくことができます。

また気持ちの整理にしても、嫌なことを頭の中でぐるぐると考え続けているだけでは数時間ずっと引きずってしまうものも、メモ書きにすれば10分程度で収まってくるでしょう。

10分で収まらなくても、20枚、30枚とかけばさすがに落ち着いてきます。そして最後には前向きなアクションに繋がることも多いはずです。

 

仕事に関しても同様です。頭の中で考えてるだけでは深く考えているようでちっとも進んでいないなんてことも起きてしまいます。

思いついたアイデアを思いついた瞬間に言葉にしていくことで頭の中がクリアになり、また書き出すことで忘れることがなくなるので新しい方向に思考をどんどん深めていくことができます。

また書き出したメモを並べることで視覚的にも考えが整理することができます。

最後に

いい本というのは読んだ人の行動を変える、というようなことを聞いたことがあります。

この本は、そういう意味でも非常に良い本だと思います。

内容が具体的に書かれていて取り組むまでのハードルがものすごく低い。実際、私も読んだその日からメモ書きを始めました。

赤羽さんの講演やワークショップではその時間中にメモ書きを実践しているようで、行動に移すまでの障壁がゼロと言えるでしょう。

驚くべきことに、この本の最後には赤羽さんのメールアドレスが載っており、「感想をお送りいただければ嬉しいです。」と書かれています。

これだけならまだしも、「すぐお返事させていただきます。また、書かれたメモの画像あるいはPDFを送っていただければ、書き方等についてフィードバックさせていただきます。」と続いているのです。

マコなり社長の動画で、セミナー中にそのような案内があってメールしたら本当に返信があったと言っており、すごいなぁと思っていたのですが、まさか本にまで連絡先が記載されているとは思っていませんでした。

この本の感想をお伝えしたいのと、メモ書きを見ていただきたいので、恐れ多くも私もメールを送らせていただきました。

すると本当に、すぐに返信が返ってきました。

この本が最初に発売されてからもう10年以上経っており、今連絡しても大丈夫なのかという心配もありましたが、実際に返信をいただけて感動しました。

私はまだ1分以内のメモ書きで十分な言語化ができていないため、これからもトレーニングを続けていきます(`・ω・´)

 

本にはもっと詳しい内容や具体的なメモ書きのやり方が書かれていますし、メモの整理方法や活用方法等も書かれています。気になった方はぜひ読んでみていただければと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました(*´▽`*)

 

 

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