別記事で簿記についてや勉強を始めたきっかけについて書きましたが、今回は具体的な勉強方法や勉強時間について書いていきます。
まずいつの試験を受けるのか、それまでにどういったスケジュールで勉強していくかをしっかり認識しておくことが大切だと思いますので、私の経験が皆様にとって少しでも参考になれば幸いです。
使用した教材
使用した教材は次の通りです。
- スッキリわかる日商簿記3級
- スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記
- スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記
- スッキリとける日商簿記2級 過去+予想問題集
- YouTube(ふくしままさゆきさん動画)
簿記三級のテキストは、二級の勉強を始める前にはほぼほぼ終わっていたのですが、復習として使うことがありました。
スッキリわかるシリーズのテキストは問題集もあり、最後にチェックテストもついているので個人的にはとても良い教材ですね。(他の教材は使ってないので比較はできませんが…)
また過去+予想問題集も、過去6回分と予想問題3回分と大満足のボリュームです。これを各回全て解説を読んで理解できるようになれば大方理解はバッチリでしょう。問題集を買うときに他の教材も見てみたのですがボリュームに関して言えばこのスッキリとけるシリーズの教材で良かったと思っています。
スッキリシリーズ以外はダメだと言うつもりは無く、他に良い教材や自分に合う教材があればそちらを使っていただければと思います。
ただ、いくつものテキストを並行して進めるのはお勧めしません。
このテキストに書かれていない論点がでたらどうしよう…
多くの教材をこなした方が対応できる範囲が増えるはず…
合格するためには多少の出費は厭わないぞ…
といった不安な気持ちから複数テキストを購入してしまう方もいるのかもしれません。
ですが、1つのテキストを使って理解を深める方がよっぽど効率的です。
なぜなら、基本的に1つのテキストに必要な情報は載っているからです。また、各テキストによって説明のニュアンスが違った場合理解の妨げになる可能性もあります。さらに、全てのテキストを終えるには膨大な時間が必要となります。終わらせられない状態で本番を迎えるのはかえって不安の種となるでしょう。
1つのテキストでどうしても理解できない場合は、ふくしままさゆきさんの動画で解説を聞けば理解できると思います(強くお勧め。)
そういえばふくしままさゆきさんはテキストも出しているみたいなので、最初からそれで勉強するのも良いかもしれませんね。
※ただ、サクッと暗記していくタイプではなくじっくり理解を深めていくタイプのようなので、ご自身の目的に合わせて購入ください^^
勉強時間と勉強方法
次は勉強時間と勉強方法について。
9/16に勉強を開始し11/15まで。期間として約2ヶ月。(ブログタイトル通りです)
時間にすると平日2時間、週末9時間程度。11月頭にセッションがあり(趣味でベースやってます)その練習時間や当日の時間を除くと約230時間程ですかね。
進め方は ①工業簿記 → ②商業簿記 → ③過去+予想問題 といった感じです。
日々の勉強時間の取り方としては、私の職場の勤務時間が10:00~19:00だったため、朝起きてから出勤まで1時間、帰宅してから就寝まで1時間というように決めて勉強していました。
各々の勤務スタイルに合わせて朝と夜のバランスや総時間を変えていただければと思います。
ちなみに、この2ヶ月間は本気で勉強すると決心したため家事はほとんどサボり、ご飯は総菜を買ったり冷凍食品で済ましていました(+_+)笑
①工業簿記
工業簿記とは、メーカーのように、材料を加工して販売する製造業に特有の簿記のことです。
配点は、100点中40点で、問4と問5の2題が出題されます。
それぞれの小問は芋づる式に回答が求められることが多く、しっかりと全体像を把握して応えられることができれば、満点を取ることも可能です。(と言っている私は満点取れていませんが。笑)
しかも、商業簿記は出題の内容や難易度が試験回によって異なるのに対し、工業簿記は範囲にブレがなくきっちり抑えれば確実に点を取ることができます。
なので全体で70点取れば合格ですが「商業42点:工業28点(それぞれ70%)を目指す」なんて考えではダメで、「工業40点取ったうえで、商業30点以上を目指す」といった心意気で臨みましょう。
つまり、工業簿記で無駄なミスをしているうちは二級の合格は厳しいと思います。
私が行った勉強方法は下記の通り。
- スッキリわかるテキストを読み進める
- 都度確認問題(問題集)を解いていく
- テキストが終わったら最後に付属しているチェックテストの「工業簿記」を解く
これだけですね。
完全に理解できていたわけではなく分からないところもありながら、一周したら工業簿記の勉強はとりあえず一段落としました。
後々ふくしままさゆきさんの動画↓で改めて理解を深めるのですが、正直最初からこちらを見ていれば良かったと思いました。めちゃくちゃ分かりやすいです。
②商業簿記
次にやっと商業簿記の勉強です。
商業簿記とは、卸業者や小売店のように、仕入れてそのまま販売する商品売買業を対象とした簿記です。
配点は100点中60点で、問1~問3の3題が出題されます。
問1は仕訳問題で、ここも満点を確実に取っていきたい箇所です。問2,3は珍問奇問がやってくる可能性もあり…解けるか解けないかを判断し解ける問題を確実に取っていき、解ききれない問題も部分点をもぎ取っていくということが必要になってきます。
この判断力や感覚については、過去問をこなして徐々に養っていきましょう(`・ω・´)
勉強の進め方としては、工業簿記と同じです。
- スッキリわかるテキストを読み進める
- 都度確認問題(問題集)を解いていく
- テキストが終わったら最後に付属しているチェックテストの「商業簿記」を解く
途中でよく分からないところがありつつもめげずに進んでたのですが…
「連結会計」
これで割と挫けました。笑
ですがそこで救済してくれたのがふくしままさゆきさんの動画。テキストでは薄くしか説明されていなかったのですが、連結会計の動画を10本も出してくださっていて安心しました。
正直これで完璧に理解できた!といえるレベルまで私は到達できなかったのですが、全くちんぷんかんぷんだったのが「難しいな~」と思いながら考えられるようにはなりました。
最初からこの動画を見ていれば良かった…と後悔したのが確か10月下旬ごろです。笑
すごく分かりやすくて本気でお勧めですよ。
③過去+予想問題
工業簿記・商業簿記が一通り終わったところであとはひたすら過去+予想問題。
テキストの最後についているテストだけでは圧倒的に足りないと感じたので急いで「スッキリとける日商簿記2級 過去+予想問題集」を購入。過去5回分と2回分の予想問題がついているので内容は大満足。この買い物は正解だったと自信持ってます。
週末にガッツリまとめて時間を計ってテストをして、採点。これを2回分やるだけですぐ時間ってすぎちゃうんですよね。この時期は週末休みが一瞬でした。まじで。
時間内に満点取れるよう繰り返し繰り返し取り組みました。
平日にはガッツリ2時間も取れないので、朝は大問1の仕分けや工業簿記の問題を早く解けるよう練習し、夜は苦手分野にとことん向き合う、というような過ごし方をしていました。
これで以上です。
最後に:モチベーションについて
簿記二級、難しいので挫折しそうになることもあるかもしれません。
そんな時に、勉強を放棄しないため、目標を見失わないため、自分のモチベーションをコントロールする必要があるでしょう。
私自身は勉強内容が単純に興味のある内容だったことが大きなモチベーションでしたが、あとは特に誇れる資格もなかったので履歴書に胸を張って書ける資格を取得したいとか、周りに自慢したいとかでした。
給与アップとか、転職のためとか、それぞれ資格取得を目指した理由があると思うのでそれを見失わずに勉強を続けていただきたいです。
合格に一番大切なのは継続して勉強することだと思います。せっかく目標を定めたのなら、途中で諦めずに最後まで全力で突っ走ってみましょう!
※間に合わなそうだから次の試験に照準をずらして…なんてことは絶対やめてほしいです!難易度は試験によってブレがあるので、後にずらして高難易度の試験に当たってしまったら損です…。その高難易度でも絶対合格できる実力を付けたのなら良いですが、基本的には最初に立てた目標のまま最後まで突っ走っていきましょう!( `ー´)ノ
みなさまの簿記二級合格を応援してます!!!
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